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しょうみょう
聲明
「聲明」とは、僧侶たちによって唱えられる仏教声楽です。
インドから中国を経て奈良時代に日本に伝わり、約1200年に渡り伝承され、現在でも唱えられています。その芸術性の高い美しい響きは、「東洋のグレゴリオ聖歌」とも呼ばれ、海外でも高い評価を得ています。
この「聲明」の新しい作品を作曲する活動を行っています。
「海霧讃歎」(2012)
2011年東日本大震災の津波で亡くなられた陸前高田の女性が遺した短歌を祈りの言葉とし、震災の弔いの歌として作曲した作品です。
海霧に とけて我が身も ただよはむ 川面をのぼり 大地をつつみ
佐藤 淳子
「海霧廻向」(2021)
震災から10年の節目となる2021年に、短歌の作者ご子息・佐藤慧氏が母の歌への返歌として詠んだ短歌をもとに作曲した「海霧廻向」が対となる作品として生まれました。
彼岸に渡り 銀河の砂塵と ちりゆきて なおもあまねく 命のほとり
佐藤 慧
作品は大きな反響を呼び、初演以来十数回に渡る再演が全国各地で続き、多くのメディアでも取り上げられています。
<演奏歴>
2012
神奈川県立音楽堂(『海霧讃歎』委嘱、初演)
2014
兵庫県立芸術文化センター 神奈川県立音楽堂
2016
陸前高田市コミュニティホール
2018
静岡音楽館AOI
聖グレゴリオの家
2019
愛知県芸術劇場
2021
山形県総合文化芸術館(『海霧廻向』委嘱、初演)
高知県立美術館
青山スパイラルガーデン
2022
那須野が原ハーモニーホール
2025
一関文化センター
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