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Profile

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宮内 康乃 みやうちやすの

作曲家・音楽パフォーマンスグループ「つむぎね」主宰

2025年度より富士見市民文化会館「キラリ☆ふじみ」芸術監督

東京学芸大学 G類音楽科 作曲専攻 卒業。情報科学芸術大学院大学(IAMAS)メディア表現研究科 (修士) 修了。

人の声や身体といった有機的なテーマから、楽譜を使わない独自のアプローチで作曲を行う。 大学にて西洋音楽の作曲法を、大学院にてメディアアートやコンピューター音楽などを学んだ結果、逆に最もプリミティブな、呼吸などの有機的なリズムを用いた、独自の作曲法へと辿り着く。その方法論での処女作『breath strati』が2008年度アルス・エレクトロニカにてHonorary Mentionを受賞。

2008年、音楽パフォーマンスグループ「つむぎね」を立ち上げ活動を開始。声や身体、空間を使った独自のパフォーマンスの作曲、構成、演出を務める。そのユニークな表現は領域横断的でジャンルの垣根を超え、多方面から注目を浴びている。

また同方法論を用いて、聲明、正倉院復元楽器、和楽器などの作曲にも取り組み、中でも聲明の作曲は、活動の大きな柱となっている。2012年に、東日本大震災の鎮魂歌として作曲した『海霧讃歎』は、大きな反響を得て、これまでに十数回にわたる再演が全国各地で行われている。

「楽譜のない、誰でも参加できる音楽」を生かし、子供からシニア、外国人や障害のある方など多様な人たちと声を重ねるワークショップ活動(わ・つむぎプロジェクト)を実践。活動は国内だけでなく、海外でも言語や人種の違いを超えて実践し、教育や福祉の現場にも広がりを見せている。

2015年度Asian Cultural Councilグランティに選出され、翌2016年ニューヨーク滞在。2017年度国際交流基金 アジアフェローに選出され、翌2018年東南アジア4カ国(マレーシア、タイ、カンボジア、インドネシア)にリサーチ滞在。

近年はアジアの音楽に興味を広げ、「誰もが参加できるコミュニケーション音楽」という共通点から、ガムラン音楽の作曲に力をいれる。高知の小学生と取り組んだジャワガムラン曲『カメカメKura-kura』(2021)や、サントリーホールで発表した『SinRa』(2023)は、冒頭観客を巻き込んだ声の森などでも大きな反響を呼んだ。

その他、映像、映画、ダンス、演劇、インスタレーション、劇伴作曲など、様々な表現とのコラボレーション作品も多数。2024年2月発行の共著本「そして私も音楽になった-サウンド・アッサンブラージュの人類学」(編者:小西公大)に執筆 など。

<受賞歴>

2011 日本作曲家協議会  第6回JFC作曲賞

2009  Tokyo Wonder Site「Experimental sound & art festival 2008」 最優秀賞

2008 アルス・エレクトロニカ「Prix Ars Electronica 2008」Digital Music部門 Honorary Mention

2006  芸術科学会「第二回 デジタルミュージックコンテスト」 審査員長特別賞

 

<助成/レジデンスプログラム>

2019  高知県立美術館レジデンスアーティスト選出

2017  国際交流基金アジアフェロー2017 選出/助成(東南アジア4カ国6ヶ月滞在)

2015  Asian Cutural Council 2015年度グランティ選出/助成(ニューヨーク6ヶ月滞在)

アサヒ・アートスクエアAsahi Grow Up!! Artsist Project 2015 選出/助成(通年)

2010  Artist in Residence/ Binaural Nodar 選出(ポルトガル/ ノダール)

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