鍵盤ハーモニカのための「mimesis」が演奏されました。


国立音楽大学でのコンサート「聴き伝わるもの 聴き伝えるもの」にて、鍵盤ハーモニカのための「mimesis」を無事に演奏いただきました。
作曲したのは2011年。初演は11月11日と1並びの日でJFC作曲賞の本選会でした。ありがたいことに賞をいただいた作品でしたが、その際審査員だった野村誠さんに「まだまだ荒削りだけど、再演を重ねて曲を育てていってください」とコメントをいただけました。
あれから15年。今回は国立音楽大学で学ぶ学生さんたちが音を立ち上げてくださいました。
五線譜ではなく、指示書で書かれた楽譜。口頭で説明して実際に音を聴かせれば、そんなに難しくないシンプルなルールですが、映像も音源もない中文章から立ち上げるのは大変だったかと思います。
4月から指示書を読み進めて、リハーサルを始め、みんなで解釈を話し合って丁寧に作っていってくださったそうです。
7月に一度授業に伺って聴かせていただいた時は、まだまだ音も動きも堅い印象でしたが、そこで一緒にクリエーションして、その場でも全然響きも動きも変わりました。
そこからさらに数ヶ月かけて練習してくださり、本番はこちらの想定以上に激しく動くし笑(突然憑依してみんなトランスに入って暴れ出すみたいでめっちゃ面白かった笑)音色も、冒頭やラストの小さく繊細な音色から、中盤のはげしいノイズ音までケンハモの音色の魅力を存分に表現してくださり、素晴らしい演奏でした。
貴重な機会をいただき、ありがとうございました!

コンサートは他の演奏作品も素晴らしく、どの作品も私は大好きな響きばかりで、静謐さ、激しさ、儚さ、美しさの詰まった、生で聴けるのは貴重な作品ばかりでした。
そして、すべての作品に学生たちが全面的に関わっているのが素晴らしい!
ホールもとっても響きのいい立派なホールで、国立音大の学生さんたちうらやましい✨
私も今一度学生に戻ってこんな素晴らしい環境で学びたいと思ってしまいました笑。
この機会をいただきました、渡辺俊哉先生、桑原ゆう先生、そして学生たちを丁寧に導いてくださった山本哲也先生と助手の皆さま方に心から感謝いたします。
そして、熱心に演奏くださった学生の皆さん、本当にありがとう!!

今年は6月に管楽器版に編曲した「mimesis Ⅱ」も初演され、思いがけずmimesisイヤーとなりましたが、プロアマ問わず誰でも演奏できるのが売りな作品ですので、また気軽に演奏してもらえる機会があればと願っています。
今回学生さんたちに協力いただき、指示書からだと立ち上げにくいので、ルール説明動画を作ってみようと思っています。
「デジタル口伝」なる新しい挑戦をしてみようと思いますので、また映像ができましたら公開したいと思います!
「mimesis Ⅱ」の動画



